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ちょこざっぷとエニタイムの特徴
街中でよく見かけるトレーニングジムといえば、ちょこざっぷとエニタイム。「24時間無休のトレーニングマシン特化型ジム」「過剰サービス排除」など、一部のコンセプトだけを見るとどこに違いがあるのかよく分かりません。まずは、それぞれどのような特徴があるのか簡単に解説します!
■ちょこざっぷの特徴
ちょこざっぷは、パーソナルフィットネスジムとして有名なRIZAPの運営。2022年夏にスタートしたばかりの新しいサービスで、月額2,980円(税込3,278円)という格安料金が最大の特徴です。RIZAP厳選の日本人に合うマシンを完備し、セルフエステやセルフ脱毛も料金内でできる点は女性を中心に好評。
店舗は基本的にスタッフ不在で、24時間好きな時間にコンビニ感覚で通えます。入会手続きはアプリで完結し、入館・退館やトレーニング記録もすべてアプリで管理。入会時に体組成計やヘルスウォッチの特典付きなのも嬉しいポイントです。普段着や仕事着のままトレーニングができ、気軽に運動を始めたい人をターゲットとしています。
■エニタイムの特徴
エニタイムは2002年にアメリカで創業、2012年から日本での店舗展開もスタートした24時間ジムの草分け的存在です。日本には現在1,000店舗、47都道府県すべてに展開しているためどこに住んでいても通いやすいのが大きなメリットです。
ジムでは広い店舗内に多彩なマシンを用意。筋肉量を増やすフリーウェイトマシンが充実しており、身体機能を高めるファンクショナルトレーニングも可能です。パーソナルトレーナーがいる店舗もあり、アドバイスを受けながら本格的なトレーニングができます。
ちょこざっぷとエニタイムの料金比較
似たような特徴を持つちょこざっぷとエニタイムですが、月額料金は大きく異なります。
ちょこざっぷ | エニタイム | |
月額料金 | 2,980円(税込み3,278円) | 7,500円前後(店舗により異なる) |
初期費用 | 5,000円(入会金+事務手数料) | 5,500円(セキュリティキー発行手数料) |
支払い方法 | クレジットカードのみ | クレジットカード
口座振込 |
月額料金は、ちょこざっぷのほうがかなり安く2分の1以下です。エニタイムは店舗設備や立地によって月会費が異なり、平均で7,500円前後。例えば東京赤坂店は月会費10,450円(税込)とやや高め、地方では7,000円前後と安い店舗もあります。ちょこざっぷ、エニタイムとも料金コースは1つのみで、平日、土日の時間帯問わずいつでも通えます。
基本の初期費用はほとんど変わりませんが、エニタイムは店舗ごとに割引キャンペーンを行っている場合があるので、近隣店舗をチェックしてみましょう。支払い方法は、ちょこざっぷの場合はクレジットカードを持っていないと入会手続きができません。エニタイムは口座振替ができるため、クレジットカードを持っていなくても入会可能です。
ちょこざっぷとエニタイムの設備比較
ともに過剰サービスを排除して価格に反映しているとするちょこざっぷとエニタイム。具体的にどのような設備があるのか、対応表で確認してみます。
ちょこざっぷ | エニタイム | |
シャワー | × | ○ |
サウナ | × | × |
トイレ | △ | ○ |
洗面台 | ○ | ○ |
オープンロッカー | ○ | ○ |
貴重品用ロッカー(鍵付き) | × | ○ |
パーソナルトレーナー | × | ○ |
教室プログラム | × | △ |
水素水サーバー | × | △ |
セルフエステマシン | ○ | × |
セルフ脱毛マシン | ○ | × |
更衣室 | ○ | ○ |
フリーWi-Fi | ○ | △ |
駐車場・駐輪場 | × | △ |
※△は施設によります。※個々の施設によって異なる場合があります。最新情報は公式アプリよりご確認ください。
シャワーについて、ちょこざっぷでは全店なし・エニタイムでは全店完備なのが大きな違いです。また、エニタイムではパーソナルトレーナーが付けられたり教室プログラムがあったりと、専門的なアドバイスが受けられるのが特徴。ちょこざっぷはスタッフ不在が基本でトイレがない店舗もあり、長時間の本格トレーニングは想定していないのが分かります。
一方、ちょこざっぷならではの特徴はセルフエステ・脱毛マシンがある点です。格安料金で、予約さえとれれば好きなタイミングで好きな部位のお手入れができるのが最大のメリット。本当に最低限必要な設備のみですが、料金に対しては十分なサービスが受けられます。
ちょこざっぷとエニタイムのトレーニングマシン比較
次にトレーニングマシンのラインナップを具体的にチェックしてみます。鍛えたい部位や希望のトレーニング内容に対して、どちらのマシンラインナップが向いているかチェックしてみましょう。
ちょこざっぷ | エニタイム | |
エアロバイク | ○ | ○ |
ランニングマシン | ○ | ○ |
ショルダープレス(肩) | ○ | △ |
チェストプレス(胸) | ○ | ○ |
アブドミナル(腹筋) | ○ | ○ |
ラットプルダウン(背中) | ○ | ○ |
アームカール(前腕〜上腕) | ○ | △ |
ディップス(二の腕) | ○ | △ |
レッグプレス(脚) | ○ | ○ |
アダクション(内もも・骨盤) | ○ | △ |
アブダクション(尻) | ○ | ○ |
ベンチプレス | × | ○ |
スミスマシン | × | ○ |
ダンベル | × | ○ |
ケーブルマシン | × | ○ |
チンニング(懸垂) | × | ○ |
※△は施設によります。
※個々の施設によって異なる場合があります。最新情報は公式アプリよりご確認ください。
エアロバイクやランニングマシンなどの有酸素運動、基本的な筋トレマシンはどちらのジムにもあります。大きく違うのは、ちょこざっぷにはフリーウェイトがない点。フリーウェイトはトレーニングフォームや負荷のかけ方が自由で、自分好みの鍛え方ができます。その反面、正しいフォームで行わなければケガのリスクが増大。
エニタイムでフリーウェイトができるのは、トレーナーから適切な指導が受けられるのが一つの理由です。しっかり筋肉を付けたい人は、フリーウェイトが充実しているエニタイムの方が満足度は高いでしょう。シェイプアップや運動習慣の維持が目的の場合、あまり利用する機会はないのでちょこざっぷの設備で十分です。
ちょこざっぷとエニタイムの施設数比較
ちょこざっぷ | エニタイム |
181店舗 | 1061店舗 |
※FIT Search 調べ
ちょこざっぷとエニタイムは、会員になると全国どの店舗でも自由に出入りできるようになります。エニタイムは全国47都道府県に1,000店舗以上あり、地方に住んでいる人でも通いやすいです。一方、ちょこざっぷはサービス開始からまだ1年たっておらず、現在急拡大中。まだ主要都市周辺にしか出店していませんが、今後は全国に拡大予定です。
ちょこざっぷが向いている人
・すきま時間を利用してライトに運動したい人
・シェイプアップやダイエットなど美容目的の人
・設備の充実度よりも低価格を重視したい人
ちょこざっぷの魅力は、気軽に通える雰囲気と低価格です。通勤途中や買い物ついでに、普段着のまま少しだけ運動しに行っても全く問題なく、周囲からも浮きません。着替え不要ですぐに運動が始められるため、すきま時間の活用にもぴったり。生活圏に店舗があるなら、運動を習慣づけやすく苦手な人でも続けやすいです。
また、美容目的ならセルフのエステ脱毛マシンが使えるのも魅力的。別でエステサロンに通わなくてもちょこざっぷだけで完結するため、さらにコスパの高さが実感できます。ちょこざっぷは、主に美意識を高めたい女性や運動不足を解消したい男性、健康維持のために運動したい中高年層向きです。
エニタイムが向いている人
・サポートを受けながら精度の高いトレーニングがしたい人
・フリーウェイトトレーニングがしたい人
・マシン、設備とも充実した環境で運動を始めたい人
エニタイムは、ライトに運動したい層から本気でトレーニングしたい層まで幅広い利用者がいます。全くの初心者でも、スタッフがマシンの使い方を説明してくれる「ファーストオリエンテーション」があるから安心。どのマシンでどうトレーニングしたらいいか分からない人は、パーソナルトレーナーの指導(有料)を受けることも可能です。
また、フリーウェイトトレーニングでしっかり鍛えたい人、たくさん汗をかいてシャワーですっきりしたい人もエニタイムの方がおすすめ。ちょこざっぷは一部トイレのない店舗もあるため、多少高くなっても設備の充実度を重視したい人向きです。今は初心者だけど、いずれは本格的なトレーニングにレベルアップしたい人もエニタイムを選びましょう。
まとめ
ちょこざっぷとエニタイムは、コンセプトこそ似ているもののジムの性質は全く異なります。気軽に立ち寄って運動したい人はちょこざっぷ、充実した環境を重視するならエニタイムがおすすめ。ジム経験0で続ける自信がないなら、まずは月額料金が安いちょこざっぷから試しに始めてみましょう!